種籾の鉄コーティング作業はじめました
今年は岡山の主力品種『アケボノ』5ha分のみ鉄コーティング湛水直播します
先ずは浸種から、通常、積算温度60℃発芽手前まで水に浸けますが、今年は1日(18時間)だけの
浸種です、種子の活性化には成りませんが、コーティングの酸化促進のため、籾に水分を与えます。
鉄コーティングは酸化(錆びる)中に温度が高く成り、籾に付着した細菌を死滅出来るため、温湯消毒は不要。
『アケボノ』は岡山の県南では広く栽培されていて、『朝日』に並ぶ岡山の主力品種です
発芽も早く、発芽率も高く鉄コーティングにはもってこい、昨年までは「ヒノヒカリ」も
鉄コーティング直播してましたが、発芽に時間が掛かり、色々問題が有って移植に変更。
小型のコンクリートミキサーで撹拌しながら鉄粉と焼石膏の混合粉を加えていきます
一度に8kgの籾を処理、この作業を20回、チンタラ作業してたので2日掛かってしまった(^_^;)
スプレーで水を吹きかけながら、混合鉄粉をコーティング、最後に仕上用の焼石膏をコーティング
鉄コーティング用混合粉「プレミックス」、鉄粉10:焼石膏1の混合割合
種籾1kgに対し0.5kgの鉄粉をコーティング、コート比0.5
コーティング直後の種籾、ネズミ色してます、酸化が進むと錆色に変化します
苗箱に広げ、冷ましながら酸化させます、途中1回スプレーで水を吹きかけ酸化促進
今年は160kgの種籾を処理、座り仕事で腰が痛い(T_T)
作業前日、岡山の「後楽園」にお出かけ、サクラも綺麗に咲いて、亀さんものんびり日向ぼっこ